施工事例
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フルリノベ
#減築#フルリノベ#断熱#耐震
福井市美山地区 古家の3大お悩みを解決する 減築&フルリノベーション
福井市美山地区にたたずむ築50年の一軒家。当時大工をしていたお爺様が裏山の木を使って建てたというこの建物は、大切に住み続けられてきました。
しかし、冬は雪深く厳しい地域環境。積雪や雨風から長年耐えてきた建物は、所々にその劣化が見受けられるように。
また、古い建物ならではの、広い1階の上に3室程で構成された小さな2階が載る、という建物形状は耐震性能が非常に弱い状態でした。
家族構成に合わせて減築をするとともに、減築後の建物形状に合わせた補強計画をおこなうことで、上部構造評点は0.13⇒1.04に大幅アップ。
地震、積雪に強い建物を目指しました。
車いす介護が必要なお母様と90代のお婆様が一緒に生活することを考慮し、断熱性の向上や段差の解消にも重きを置いた、心も体も温まるフルリノベーション計画です。
リフォーム種別 | 減築・フルリノベーション |
---|---|
エリア | 福井市美山地区 |
予算帯 | 2,500万~3,000万円 |
構造 | 木造軸組工法 |
築年数 | 50年 |
工期 | 約6ヶ月 |
家族構成 | 3人 |
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after
before
LDK
家族が毎日使用する台所は北側に配置され、さらに山の影にもなる暗い空間でした。
台所と居間は個別に部屋が設けられ、寒い廊下を行ったり来たり。各所に段差もある中で、不便を感じていました。
間取り変更によって、LDKは明るい南側に計画されました。
キッチンの窓からは家族の帰りや来客の様子もすぐにうかがえます。
台所作業をして、合間にほっと一息できる、コンパクトで居心地の良いLDKに生まれ変わりました。LDK
家族が毎日使用する台所は北側に配置され、さらに山の影にもなる暗い空間でした。
台所と居間は個別に部屋が設けられ、寒い廊下を行ったり来たり。各所に段差もある中で、不便を感じていました。
間取り変更によって、LDKは明るい南側に計画されました。
キッチンの窓からは家族の帰りや来客の様子もすぐにうかがえます。
台所作業をして、合間にほっと一息できる、コンパクトで居心地の良いLDKに生まれ変わりました。 -
after
before
ホール
玄関に入ってまず最初に目にするホールは、もともとのダイナミックな空間利用をそのまま生かし、階段は既存利用をしています。
リフォーム後も以前の面影を感じられる、心落ち着く空間です。
水廻りや寝室への動線は廊下を介しますので、冬でも断熱性能抜群の玄関ドアを採用しています。ホール
玄関に入ってまず最初に目にするホールは、もともとのダイナミックな空間利用をそのまま生かし、階段は既存利用をしています。
リフォーム後も以前の面影を感じられる、心落ち着く空間です。
水廻りや寝室への動線は廊下を介しますので、冬でも断熱性能抜群の玄関ドアを採用しています。 -
after
before
屋内スロープ
1階が広いゆえに、一番奥の部屋にアクセスするための狭い廊下が無くてはならない間取りに。お部屋間に挟まれた位置にあるため、窓が採れず、日中でも照明が必須な薄暗い空間でした。
建物の一部を減築したことで、不要なお部屋への動線もいらなくなり、以前の狭い廊下は寝室の一部になりました。
車いすに乗ったまま寝室まで入れるよう、お部屋専用の玄関とそこから段差なしで移動できる屋内スロープを計画しました。
屋内スロープ
1階が広いゆえに、一番奥の部屋にアクセスするための狭い廊下が無くてはならない間取りに。お部屋間に挟まれた位置にあるため、窓が採れず、日中でも照明が必須な薄暗い空間でした。
建物の一部を減築したことで、不要なお部屋への動線もいらなくなり、以前の狭い廊下は寝室の一部になりました。
車いすに乗ったまま寝室まで入れるよう、お部屋専用の玄関とそこから段差なしで移動できる屋内スロープを計画しました。
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after
before
減築
雪の重みによって下がった垂木を支えるつかえ木をしていたり、外壁に立てかけた木材は危うく白蟻の侵入経路となりえる状況でした。
屋根の劣化を修繕するとともに和室2部屋を減築しました。小さくなった建物は、今後のメンテナンス費用も削減できます。
寝室直接の裏玄関にも面するこの場所は、駐車場として利用するとともに、玄関に向かって緩やかに勾配をつけることで、玄関までのアプローチスロープの役割も果たしています。減築
雪の重みによって下がった垂木を支えるつかえ木をしていたり、外壁に立てかけた木材は危うく白蟻の侵入経路となりえる状況でした。
屋根の劣化を修繕するとともに和室2部屋を減築しました。小さくなった建物は、今後のメンテナンス費用も削減できます。
寝室直接の裏玄関にも面するこの場所は、駐車場として利用するとともに、玄関に向かって緩やかに勾配をつけることで、玄関までのアプローチスロープの役割も果たしています。 -
after
before
劣化状況と施工工程
長年の積雪から耐えてきた建物は、垂木の折れている箇所があったり、雨漏れを起こしていました。各所に苔や雑草が生えていることからも、建物の劣化を招きやすい湿潤環境であることが分かります。
施工にあたって、建物は構造躯体のみのスケルトン状態にまで解体。
建物が雪の重みや地震に耐えられるように、露わになった構造材に耐震金物を設置したり、梁補強や筋交いの追加をおこなっていきます。
一度スケルトン解体をすることで、断熱性能を最大限に強化することも可能になりました。劣化状況と施工工程
長年の積雪から耐えてきた建物は、垂木の折れている箇所があったり、雨漏れを起こしていました。各所に苔や雑草が生えていることからも、建物の劣化を招きやすい湿潤環境であることが分かります。
施工にあたって、建物は構造躯体のみのスケルトン状態にまで解体。
建物が雪の重みや地震に耐えられるように、露わになった構造材に耐震金物を設置したり、梁補強や筋交いの追加をおこなっていきます。
一度スケルトン解体をすることで、断熱性能を最大限に強化することも可能になりました。
- After
- Before
※Before/Afterは画像をクリックで切替が出来ます。
※Before/Afterは画像をクリックで切替が出来ます。

リノベという選択
建物の劣化状況や中心市街地から離れた地域ということから、建替えや住み替えの案も一緒に検討しました。
いろいろな選択肢を考えた中で、「家族の大事にしてきた家を今後も守りたい」というお客様の思いから、最終的にフルリノベーションという方針に決めて頂きました。
建物が古いから、利便性の悪いエリアだからと言って、新築住宅が一番だとは一概に言い切れません。
とはいえ、リノベーション担当のスタッフではありますが、どのお客様にとってもリノベーションという選択肢がベストだとも思いません。
お客様それぞれ、生活の仕方や価値観、抱えるお悩みは様々です。
住宅計画そもそもの方針に悩んでいましたら、スタッフ一同、お客様と一緒に考え、方針を決めていけたらいいなと思います。
今回、お施主様には、本当に最高の方針決定をしていただきました。
ご家族の思い出の建物を守るお手伝いをさせて頂きありがとうございます。
これからもアフターサポートは続きます。
お住まい頂く中で何か不具合がございましたら、定期点検に限らずいつでもご相談くださいね。